top of page

本当の成長は、気づいた時には「当たり前」になっている。

3 日前
読了時間: 6分

こんにちは。NEXT HEROES代表の向 大空です。

前回の記事では、「楽しい」と「ラク」の違いについてお伝えしました。


仲間と気楽に過ごす時間も大切です。

ただ、NEXT HEROESが大切にしているのは、自分からバスケットボールに向き合い、仲間と切磋琢磨する過程そのものを楽しむことです。


今回は、その先にある「本当の成長」について考えます。



「言われてできる」の、その先へ


指導者や保護者と話していると、こんな言葉をよく耳にします。


「言えば分かるし、やるでしょう」


たしかに、大人が声をかければ動けることはあります。

教わったことを理解し、その場で取り組めることも、大切な一歩です。


ただ、私が育てたいのは、その先にある力です。


準備をするように言われたから、準備する。


声を出すように言われたから、声を出す。


仲間を支えるように言われたから、支える。


ここから、自分で状況を見て、必要なことを考え、行動できるようになってほしいのです。


指示を待つのが当たり前だった子が、いつの間にか自分から動いている。


私は、そうした変化にこそ成長を感じます。


挑戦した失敗は、褒める


指導では、大切にしている基準があります。

自分から行動しないときや、取り組むべきことに取り組まないときは、叱ることがあります。

一方で、自分からやってみて失敗したときは、その挑戦を褒めます。


自分で判断して出したパスが、相手に取られた。


思い切って打ったシュートが、入らなかった。


覚えたことを試したけれど、うまくいかなかった。


結果だけ見れば失敗です。


しかしそこには、「自分で考え、やってみた」という一歩があります。

私は、その一歩を大切にしたいのです。


もちろん、褒めて終わりではありません。


  • 何を考えていたのか

  • どこがうまくいかなかったのか

  • 次はどうすればよいのか


挑戦を認めたうえで、一緒に振り返り、次につなげます。

ただし、失敗してもいいということは、取り組まなくてもいいということではありません。

失敗を避けるために何もしない姿と、できるか分からなくても挑戦した姿を、私は同じようには受け止めません。


なぜ、自分から動かない姿を叱るのか


私が求めているのは、失敗しないことでも、すべてを上手にこなすことでもありません。

自分がいる場所に、自分から関わることです。

練習も、試合も、チームづくりも、誰かが用意してくれるものを受け取るだけでは成り立ちません。


仲間が準備をしている。

チームに声が必要な場面がある。

自分の課題に取り組む機会がある。


そのとき、誰かに言われるまで待つのか、自分から関わるのか。

その姿勢に向き合うために、厳しく伝えることがあります。


ただし、何をすればよいか分からない子と、分かっていて取り組まない子は同じではありません。


  • 分からなければ、教える。

  • 動けない理由があれば、聞く。

  • 必要なら、取り組み方や課題の大きさを変える。


そのうえで、その子にもできる一歩を求めます。

子どもに任せて待つだけでなく、自分から行動することの大切さを繰り返し伝える。

それも大人の役割だと考えています。


本当の優しさは、その先まで考えること


子どもの気持ちを受け止めることは大切です。

不安も、しんどさも、失敗したくない気持ちも、無視してよいものではありません。

しかし、気持ちを受け止めることと、必要なことを何も求めなくなることは、同じではありません。


嫌がるから、伝えない。


雰囲気が悪くなるから、注意せず見過ごす。


できないと言うから、挑戦の機会までなくしてしまう。


その場は穏やかに過ごせるかもしれません。


けれど、それがその子の未来にとって良い関わりなのか、私は考え続けたいと思っています。


今の気持ちを大切にしながら、その先に必要な力も育てる。

そのためには、ときに耳の痛いことを伝え、できていない姿にも向き合う必要があります。

もちろん、叱れば成長するわけではありません。

穏やかに伝えることで届く場面もあります。

大切なのは、伝えた直後に従ったかどうかだけで判断しないことです。


  • 声をかける前に動くようになったか。

  • 別の場面でも、自分で考えられるようになったか。

  • うまくいかなかったとき、自分で振り返れるようになったか。


そこまで見続けながら、その関わりが子どもの力につながっているかを、確かめていきたいと思います。


「いつの間にか」の中には、積み重ねがある


本当の成長は、今日教えられて明日だけ行動が変わるような、一時的な変化にとどまりません。


最初は、言われて取り組む。

次は、自分で気づいても、まだ動けない。

やがて、自分から動いてみるけれど、うまくいかない。


こうした経験を重ねるうちに、少しずつ判断と行動が変わっていきます。

ある日ふと、誰も声をかけていないのに準備を始めている。

ミスをした仲間に、自分から声をかけている。

失敗したあとも、自分で次のプレーに向かっている。

気づいたときには、以前は求められていたことが、その子の「当たり前」になっています。


しかし、その変化は何もしないまま突然起きたわけではありません。


何度も伝えられ、何度も挑戦し、失敗し、考え直してきた時間が、その姿につながっています。

「いつの間にか」の中には、本人の行動と、周りの関わりの積み重ねがあるのです。


成長を待つことは、何も求めないことではない


昨日できたことが、今日はできない。

一度動けたのに、また指示を待ってしまう。

そのたびに「やっぱり変わっていない」と決めつけるのではなく、もう一度向き合います。

ただし、見過ごすわけではありません。


  • 必要なことは、その都度伝える。

  • できていなければ、一緒に振り返る。

  • 自分から取り組んだときは、その姿を認める。


すぐに変わらないからといって、求めることをやめない。

その子への期待も手放さない。


私にとって成長を待つとは、そうして関わり続けることです。


NEXT HEROESが育てたい力


NEXT HEROESは、やるからには勝利を目指します。

そのために技術を磨き、仲間と本気で競い合い、チームとして高め合います。

そしてその経験を通して、自分で考え、自分から行動する力を育てたいと思っています。

挑戦した人も、その挑戦を支えた人もHEROです。


自分が活躍するための一歩。


仲間を支えるための一歩。


チームを良くするための一歩。


その一歩を、誰かに言われる前に踏み出せるようになる。

コーチが見ているときだけでなく、コートを離れた場所でも、自分で考えて動けるようになる。

そうして身についた力は、バスケットボールを続けるかどうかにかかわらず、その先の人生にも持っていけます。


今日の挑戦が、明日すぐに結果へ表れるとは限りません。

それでも、考え、選び、行動することを重ねた先で、気づけばそれが自分の「当たり前」になっています。


その積み重ねを、一生残る唯一無二の宝物にしてほしい。


それが、NEXT HEROESに込めた願いです。


NEXT IS NOW.


「次」は、今この一歩から始まります。


可能性は無限大!!
可能性は無限大!!

コメント


bottom of page